デパートの手芸売り場で見かけたニーナちゃん。髪の毛を付けるだけのキット。そうだ!ニーナちゃんを作って孫娘にプレゼントしよう。実物大型紙付きの「ニーナの着せかえブック」(ホビーラホビーレ)も一緒に購入。これには、ニーナちゃん本体の型紙も載っている。

ニーナちゃん

キャミソールとパンツ
材料はキットに付属
初めて作ったワンピース

 いつかは使うかもしれないと捨てずにとっておいたあまり布の中から、細かい柄を選びました。人形のものはほんの少しあればいい。レースなどは、ユザワヤ(手芸専門店)のワゴンに使えそうなものを見つけると、とりあえず入手。リボンは、いただきもののお菓子の箱にかかっていたものを利用。

ペティコートはスカートにボリュームを出す時に有効 すそは切りっぱなし
裏に厚紙を張り付けた型紙 サイズは114%に拡大

 b-1のワンピース以外は、型紙より114%(A4→B4)大きいサイズで作りました。見た目はフィットしていませんが、小さい孫には少し大きめの方が着せやすいようです。ワンピースの基本の形は筒状で、足から入れて上に引っ張り上げて肩で止めるという構造です。  
 両肩はスナップで止めるようになっていますが、狭い場所なのでやはり小さい孫には難しいので、スナップの代わりにマジックテープ(面ファスナー)を小さく切って縫い付けました。しかし、面ファスナーは、ニーナちゃんの毛糸の髪の毛にからまることがあるので、あまりおすすめしません。孫娘も5歳になり、肩はスナップでもできるようになりました。
 同じデザインのものを何枚も作る場合の型紙は、厚紙に張り付けた後、切り抜いて作ると、かっちりしてしわや角のよれを防げます。
 本にはワンピースのほかカーディガンやパンツなどいろいろありアクセサリーまで載っていますが、どれも小さくて腕(指先)に自信がないので、スタートはワンピースだけにしました。
 h-1だけは、「ニーナの着せかえブック」に載っていた別の型紙を使いフェルト素材で作りました。フェルトは端の始末が不要なので作りやすい。
 l-1の黄色のロングのワンピースは、着なくなったパジャマにフリルとリボンが付いていたので、はがしたりしないで、その部分をそのままカットしてスカートにしました。
 d-1, g-1のスカートのすそは、布の端の部分を利用しました。染色するときの色合わせの丸いマークが見えています。
 最初にワンピースをアップした後、何枚かのワンピース(nからq)とジャケット(r-2)とバッグ(n-3)も作ってみました。
 このジャケットのフリースもユザワヤのワゴンにあったはしぎれ。伸縮性のこの素材は、はしがほつれてこないので便利ですが、形がうまく出ないので難しい。伸びる糸を使ったらいいのかもしれない。
 バッグのふたのレースなど、力の入らない部分であまりにも小さいものを付けるときは、裁縫用のボンドを使うと楽です。
 qのワンピースは、ユザワヤのワゴンで見つけた木綿の幅の広いボーダーレースにギャザーを寄せて3段にしてスカートを作りました。上身頃とリボンの赤い絞りの布は、古い着物をほどいたもの。
 女の子はレースとフリルとキラキラが大好き。たくさん使うと喜ばれます。m-1は写真ではよくわからないのですが、上身頃はレース地でフェイクのパールがあったので、糸を通して丸くして胸に縫い付けました。スカートが黒っぽいのでどうかなと思っていたのですが、孫はこれが気に入っているようです。
 

フリースのジャケット このような素材はロングストールにするとゴージャスかもしれない。
n のワンピースと同じ柄のバッグ


 ニーナちゃんとおそろいのワンピースがほしいと言われて、作ってみました。出来は今一つですが、後ろファスナーのワンピースです。

c-1と同じ布
b-1と同じ布





 引き出しの中に眠っているハンカチで、花柄やボーダー柄のものは、利用できるかもしれない。


あとがき: お人形の服で「どれがいちばんすき?」と聞くと、孫のMちゃんから「ぜんぶ!」と元気な返事が返ってきました。
 お人形の服作りは年をとっても楽しいものだと発見。おすすめです。